「今は大丈夫」
は
「10年後も大丈夫」
とは全然違う
今朝、学校に登校する
生徒さんとお話をしていました
最初の話題は
全く別のことだったんですけど
その流れで歯について
話をすることになりました
学校に毎日通ってくれているので
何気なく歯を見ていたんですよね
すると、奥歯の方を見て
と、思ったんです
歯の形が
少し分かりにくくなるくらい
歯石がついていて
歯茎はまだ赤みは
そこまで出ていないんですけど
このままだとまずいなと思って
聞いてみました
と尋ねたら
そうなんです。
気になったので
先生に見てもらったんです
とのこと
そこで
と、さらに聞いたんですよね
すると
今は大丈夫。
8歳くらいになったら
全身麻酔で歯をきれいに
しなきゃいけないかもね
と、いう話だったそうです
この時に
思ったんです
そっか
cocoicoは
『大丈夫じゃない』と言っているけど
先生は『大丈夫』と言っている
これ、両方とも
正解なんですよ
僕から見て
「あ、まずいな」と思う理由は
厳密に言うと
「今」は
まだまずくない
でも、「5年、10年経った時」が
まずい
ということなんです
イメージとしては
10メートルに崖があって
自分の大切な人が
まっすぐその崖の方に
歩いていくような状況です
皆さん、この時
どうやって声をかけますか?
その人が落ちることを知らず
「このまま歩いても大丈夫」
と、思っているなら
おいおいおい
そっち行ったら崖から落ちるよ!
と、止めませんか?
それが、僕がAちゃんの飼い主さんに
「このまま行ったらまずいよ」
と、言うのと同じなんです。
では、Aちゃんの獣医さんは
どうでしょうか?
獣医さんが言っていることも
間違ってはいないんです
確かに
「今」
は、大丈夫
でも
「8年後には
崖から落ちるかもしれない」
と言っているわけです
崖から落ちたら
その時に治療(助け)をすればいい
と、いう考え方ですね
歩いている最中
年を重ねている最中
は大丈夫
でも、そのまま
崖の方に向かって歩くのは
果たしてどうなんでしょうか?
僕が「危ない」と言っているのは
「今」が危ないのではなく
そっちの方向に
歩いて行ったら
危ない
ということです
崖に落ちるから
そっち行ったらダメだよ
こっちを歩こうよ
というのが
僕の伝えたいことです
獣医さんが
言っていることも正しい
でも、僕は
「崖から落ちた飼い主さん」を
たくさん見てきて思うんです
落ちない方が
いいやん
って
そっち行ったら落ちるから
こっち歩こうよ
と言うのが
プロの仕事じゃないのかなと
思うんですね
もちろん
落ちた時に助ける仕事も
大切です
でも、僕は誰一人として
崖から落ちてほしいなんて
思いません
それは
獣医さんも同じ
獣医さんも
「違い」であって
「間違い」ではない
見えてる景色が
違うだけでしょう
家族が幸せになってほしいという
想いは同じ
だからこそ、ちょっとでも
崖に向かっている様子が見えたら
「そっち危ないよ」
と、つい言っちゃうんです
ただ、もしかしたら
今、崖に落ちていないから
「危ないよ」と言われても
崖すら見えていないから
ピンとこないのかな
とも思いました
cocoicoの生徒さんには
崖に落ちず
幸せな方向に
歩んでいる生徒さんがたくさんいます
でも、それは
「最初から正しい道を歩けていた」
わけではなく
学んだ結果なんです
「崖に落ちたい」と
思っていたわけじゃないけど
結果的に落ちてしまった
という人も過去にはいます
だからこそ
「そっち行ったら落ちる」というのを
正しく知り、正しく行動してほしいな
と、思います
cocoicoが目指す未来は
崖から落ちるわんちゃんと
飼い主さんをゼロにすることです
ぜひ、わんちゃんと暮らすなら
崖から落ちるのではなく
楽しく毎日を過ごしてほしいなと思います
応援しています
子犬のほめる暮らしコンサルタント 藤本 仁 (ふじもと ひとし) |
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店名 | 家族と子犬の学校 cocoico |
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住所 | 〒658-0027 兵庫県神戸市東灘区青木5丁目2−13 ハイツフェニックス1階 マップを見る |
定休日 | 毎週火曜日・日曜日 |
営業時間 | 【平日】8:00〜18:00 【土曜日】9:00〜18:00 |