
子犬の噛みぐせに対して
叱る方法は良いのか悪いのか
今日はそんな話です
昨日は
しつけ方教室の
一日でした
朝から夕方まで
たくさんの生徒さんが
来ていただき
みんな本当に頑張っていて
素晴らしいなあと思います
僕も頑張ろうって思えました
その中で子犬を限定とした
しつけ方教室があるのですが
やっぱり子犬の悩みって
独特だなって思います
みんな大体通る道が同じ
ってことです
その一つが
噛みグセです
今回のしつけ方教室でも
話を聞いている間とかに
飼い主さんの手を気にして
ガジガジしてる子もいました
この噛みぐせに対して
cocoicoが考える
まずい対応方法をお伝えします
それが
ダメとかNo!とかの
叱るしつけ方です
なぜこれをお勧めしないのか
cocoicoの考え方を
お伝えします
何故、ダメ!とかNo!とかの
しつけが怖いなって思うのかというと
副作用があるからです
どんな副作用かというと
虐待の第一歩に
入るからなんですよ
まさか自分が虐待なんか
するわけって思うじゃないですか
けど、虐待する人間も
同じ人間の心理があるから
全然ありえる話なんです
例えば
飼い主さんがわんちゃんに対して
ダメ!って言うとします
この時にわんちゃんはどうなるかというと
一瞬止まるんです
ただそれは
日本語が通じたわけではなく
『定位反応』って言って
ただの反射で
止まってるだけ
なんです
私たちも何かをしている時
後ろの方で大きな音が鳴ったら
そのやっていることを止めて
見みたりしませんか?
それと同じで
日本語がわかったわけでもなく
噛んだらダメだってことがわかったわけでなく
ただの反応だっていうことなんです
それを飼い主さんが勘違いをして
「ダメってわかった」
っていう方向へ走っていく・・・
ただその低反応というのは
慣れてきてしまうんです
先ほどの例のように
何か私たちが何かをしていて
後ろで何回も同じような音が鳴ってると
「あーまたあの音か」とか思って
見なくなりますよね
それと同じように
何度もダメ!って言うと
子犬も反応しなくなってくるんです
ここからが怖くて
飼い主さんからすると一度の
定位反応のおかげで
成功体験を積めているので
何度もダメ!を繰り返す
けど、わんちゃんが反応しなくなってくるから
強度を上げ出すんです
もっと大きな声で叱っったり
怒鳴りつけたり
これまでに聞いたことがないから
またわんちゃんも反応して止まるけど
また慣れてきて飼い主さんの強度を上げることが
止められなくなって・・・
こうやって
虐待っていうのは
知らないうちに始まっていきます
それって本当に
子犬を初めて抱っこした時にやりたかった
しつけなのでしょうか
まさか自分が虐待するなんて
思ってもみないかもしれません
けど、気がつかないうちなので
本当に気をつけた方が良い
ダメダメ言うのではなく
子犬がなぜ噛みグセをしているのか
しっかりと子犬と向き合って
子犬と一緒に汗をかいて
頑張っていければ
必ず噛みグセっていうのは
うまくいきます
ただこれも「やり方論」になるので
大事なのは
どういった未来を目指すのか
噛まないけど
信頼関係がない未来
お互いが大切な親子関係になる未来
どちらを目指すのか
その未来を忘れずに過ごしてくださいね
応援しています
子犬のほめる暮らしコンサルタント 藤本 仁 (ふじもと ひとし) |
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店名 | 家族と子犬の学校 cocoico |
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住所 | 〒658-0027 兵庫県神戸市東灘区青木5丁目2−13 ハイツフェニックス1階 マップを見る |
定休日 | 毎週火曜日・日曜日 |
営業時間 | 【平日】8:00〜18:00 【土曜日】9:00〜18:00 |