
深夜にトイレへ行こうと足元を見たら、また小さな水たまり。何度教えても場所を間違える愛犬を目の前に、思わずスマホで「犬 トイレ しつけ」と検索したことがあるかもしれません。一体どのように対処すればよいのでしょうか?
こんにちは。神戸市東灘区で子犬専門のしつけ教室「cocoico(ココイコ)」を運営している藤本仁です。
叱ってもネットの裏ワザを試しても失敗が続くのは、「ここでしてね」と伝わりにくい環境が原因のことが多いからです。子犬がトイレに失敗すると「わるい子!」と思いがちですが、子犬にとっては失敗も学習の途中。トイレに見える場所を減らし、成功しやすいタイミングをつかめば、叱らなくても上手にできるようになります。このページでは、今日から家で試せる環境づくり・タイミングのつかみ方・ごほうびの与え方という3つのステップご紹介します。
子犬はふわふわで少し吸水しそうなものをトイレと勘違いします。カーペット、座布団、玄関マット、バスマット。これらが視界にあるだけでミスのチャンスが増えます。まずは行動範囲をサークルやベビーゲートで区切り、これらの敷物を片づけましょう。トイレトレーは動かないよう固定し、遊び場の近くに1か所だけ置くと覚えやすくなります。
排泄のきっかけはだいたい決まっています。起床後、食後10〜20分、遊び終わり。この3つの瞬間に トイレへ静かに誘導すると成功率がグッと上がります。メモ帳やスマホで「いつ・どこで・何をしたか」を3日だけ書き出してみましょう。監視し続ける必要はありません。パターンが見えれば、子犬がソワソワしたタイミングで促すだけでOKです。
排泄が終わった1秒以内に「いい子!」と声をかけ、フードを1粒あげます。遅れると「何をほめられたのか」がわからなくなるのでタイミングが命。子犬は「ここでトイレをすると良いことが起きる」と覚え、自然とシーツへ向かうようになります。失敗しても叱らず、静かに片づけてにおいを残さない――これがコツです。
ある生徒さんは「うちの子は一生できないかも…」と半泣きで相談に来ました。でも上の3ステップを続けたところ、1週間で成功率8割、2週間でほぼ失敗ゼロに。今では「うちの子かわいすぎ!」と笑顔で話してくれます。
✅トイレに見える場所を減らす
✅起床・食後・遊び後に誘導する
✅成功と同時にほめてごほうび
この3つがそろえば、叱らなくてもトイレは覚えられます。焦らず、子犬と一緒にコツコツ続けてみてくださいね。
PS
子犬のしつけは1歳までが勝負!毎週勉強会やっています。詳しくはこちら
子犬のほめる暮らしコンサルタント 藤本 仁 (ふじもと ひとし) |
|
店名 | 家族と子犬の学校 cocoico |
---|---|
住所 | 〒658-0027 兵庫県神戸市東灘区青木5丁目2−13 ハイツフェニックス1階 マップを見る |
定休日 | 毎週火曜日・日曜日 |
営業時間 | 【平日】8:00〜18:00 【土曜日】9:00〜18:00 |