「かわいそうな子がおるから
その子たちのために
頑張ってあげて」
犬が大好きな母親と
犬が嫌いな父親の元で育ち
小さい頃から何度も何度も
聞いていた言葉です
それが今の自分をつくっている
といっても過言ではない
こんにちは
あらためまして
藤本 仁(ふじもと ひとし)と言います
今回は、このブログでは
初めてということで
自己紹介がてら自分の使命について
話してみたいと思います
(ちなみに、こういうのあと2つ
続くんでお付き合いを笑)
使命って
「命」の「使」い方って
書いて使命
使命ってなんか
響きがカッコいいですよね(笑)
けど
僕の使命にはカッコいい話は
残念ながら何一つない
それは
ある家族と一匹のわんちゃんと出会い
そこから逃げてしまったからです
そのわんちゃんは
柴犬という日本犬でした
最初、その子は
先輩がトリミングを担当していて
僕は横で見ているだけでした
ただ、トリミングの方法が
普通ではなかったんです
それは「鎮静剤」という薬を使って
シャンプーをする方法でした
「鎮静剤」とは
簡単にいうと麻酔のような
イメージをしてもらえると大丈夫です
麻酔をかけたように
体を動かなくしてシャンプーをしている
そんな状態です
学生の頃、習ってきたトリミングの中に
そんな方法はなく
ただただビックリしたのを
今でも覚えています
そして、少し日が流れると
担当していた先輩が退職し
僕が、後を引き継ぐことになりました
先輩がやってるようにやってみる・・・
数か月に一度でしたが
なんとかやっていくものの
ある時、壁にぶつかります
それが「年齢」です
鎮静剤は
体の機能を全体的に低下させます
なので高齢になればなるほど
この鎮静剤は命のリスクが高まります
その事を伝え飼い主様に話すと
「それでも良い!
やってほしい」とのこと
当時の僕には
飼い主様の気持ちが
全く理解ができませんでした
「いや、命以上に
大事なものはないやろ!?」
「もう、この子は
どうなってもいんか??」
と、飼い主様に対して
嫌悪感をいだいていました
何回話しても聞いてくれない様子に
「もう、無理だから
やめましょう」
そうハッキリ伝えました
その話を最後に診察室で話した時
そこで初めて飼い主様がトリミングに
こだわる想いを知ったんです
「この子は殺処分も
考えた事がある」
「一つの部屋で
隔離して飼っている」
「私が死んだら、この子も死ぬ」
そう涙を流しながら
話してくれる飼い主様
そうだったんです
命の危険をおかしてまで
シャンプーする理由
それは
この子の事を嫌いに
なったわけではなかった
むしろ
心から愛していた
噛んでくる愛犬に飼い主さんが
唯一やってあげれること
それが
【トリミング】
だったんです
体を触ることができんから
トリミングの時¨だけ¨でも
きれいなリードやハーネスに
付け替えれる
それと体の汚れを
落としてあげること
これを飼い主さんは
愛犬にしてあげたかったんですね
大好きだから
可愛い我が子なら
そう思って当然
なのに
その涙を見るまで全く気づかないで
さっさと逃げるように断った自分
本当に
悔しくて情けなくて
なんでもっと話聞かんかった
なんでもっと本気で
ぶつからなかった
後悔ばかり残っています
その時
初めて気づくんです
「全然、みんなの事を
助けれてないやん」って
小さい頃から言われてた
「かわいそうな子がおるから
その子たちのために頑張ってあげて」
当時の母親は
道に歩いていた野犬と
呼ばれる子たちの事を言っていました
今は
ほとんど見なくなりましたよね
やから
今は「かわいそう」ではなく
「困っている」子がいるんです
この飼い主様のように
触ることも困難になる
けど
その当時の自分では何もできなかった
「いったい自分は何をやっとんや」と
こういう子たちの為に
やり始めたのに逃げてどうする
けど、偶然にも
その頃ちょうど勉強していたのが
「子犬」についてだったんです
勉強すればするほど
「あーこの子と子犬の時から会ってたら」
ってめっちゃ思いました
やから、もう目の前に触ることすらも
困難にならない子を育てることに
奔走しだします
けど、子犬の時点ですでに
心が折れかかっている飼い主様が
たくさんいることにも気づいたんです
その方に共通してるのが
「飼うんじゃなかった」
っていう後悔
それが伝わったり聞いたりする
その時の表情といったら・・・
なんとも言えません
感じたんは
「なんで幸せになるために
子犬との生活を選んだのに苦しむ?」
「このままやったら
また大変なわんちゃんと家族が
うまれてしまう」
ここで自分の使命に
気づいたんです
「飼うんじゃなかった」と
後悔する飼い主様を
この世からなくす!
「飼うんじゃなかった」って
崖っぷちのイメージですが
そんなことはないと考えてます
裏には
深い深い愛情につつまれている
そう僕は思ってます
鎮静剤を投与して
命の危険を背負いながらトリミングしてた飼い主さんが
僕に教えてくれたことです
本当にダメなら
僕のところには来てないはず
「助けてー」って
叫んどんじゃないか
やから、もう逃げずに
とことん飼い主様と向き合い
後悔する飼い主様が
この世からなくすことを
自分の使命と決めました
これが自分の使命
【命】の【使】い方です
目の前の家族を
絶対に幸せにして
「飼うんじゃなかった」と
後悔する飼い主様を
必ずこの世からなくす!
そんなことを考えてるのが
藤本仁という人間です
お見知りおきを(笑)
使命に気づいて
どこを目指していくのか?
それは
また次のブログへと続きます・・・
子犬のほめる暮らしコンサルタント 藤本 仁 (ふじもと ひとし) |
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