「息子にいろんな仕事を見せたくて」
飼い主さんと一緒に来てたのは
思春期ど真ん中の息子さん
中学二年生かな
これから進路を考えていく上で
いろんな仕事を見せたいと
お母さんが言ってた
やさしいな~
自分の時はどうやったかなって
思ったら自分は母親からは
一択のみやった(笑)
「辛い思いしとるわんちゃんを
助けてあげて」
これを
小学生からずーーーっと聞いて
育ってきたんで逆に迷わんかったな~
良いか悪いかは置いといて
けど、中学二年生ってゆったら
将来について考えていく時期なんかな
結構むかしにも
「娘がトリマーになろうか迷ってる」
って相談受けた事ありました
自分が入社して
3年目の時ぐらいかな
その時は
「強くは、おススメせんかな~」
ってふざけた回答してた
いやいやいやいや
ダメでしょ、それ。
今、僕が当時の僕を見たら
グーパンチですよ
やめてしまえ!と
そんなんで
誰が目指したくなるんよ
そんなネガティブな仕事を
喜んで入ろうなんて
思うわけがない
で、そんなんを考えてて
書こうかどうか迷ったんやけど
みんなで一回考えないかんなーと
思ったんで書きます
兵庫県のある市でおこった事件
トリミング中におこった
悲劇です
ネットやテレビでも報道されたらしく
僕も同業者の方から初めて聞きました
僕は
トリミングサロン側とも
飼い主さん側とも話してないんで
本当の真実を知りません
なので、良し悪しや
誰が悪いとかの話じゃなくて
そういうことがおこって
これから生きていく私達が
今からやらないかん事を
考えないかんのやと
思うわけなんです
僕がこの事件を知って
みんなで考えてみる事が
3つあります
わんちゃんってもちろんなんやけど
話せないですよね
だからこそ
専属の担当者って
大事だなーと思わけです
担当する人も
機械じゃなくて生身の生き物です
それは担当者だけじゃなくて
飼い主さん
子犬
プロ
みんなそう
それで、この三者が関わってて
この三者がたがいに寄り添えて
初めて成り立つものやと考えます
やから
プロも子犬の事だけ知るんやなくて
飼い主さんのことも知らないといかん
逆に
飼い主さんも担当者の事も
子犬の事も知らないかんわけです
我が子の事だけじゃだめですよ
担当者がどんな想いでやっとんか
で、担当者も
どんな想いで飼い主さんと子犬が
一緒に暮らしてるんか
そういうとこまで知っていかないかん
愛犬を
飼い主さんもプロも一緒に育てていく
そのつもりなら
知らない人とは育てていけませんよね?
ぜひ、自分と気の合う
腹をわって話せる
そんな関係が
これからは必要と強く感じます
トリミングであれば
刃物を子犬の体や目
口や鼻の数ミリの所をケアしていきます
しかも
話せんからジッとしといてが
通用しないんですね
なので
常に危険と隣り合わせです
なので
トリミングに慣れてないという事は
それだけ事故がおこる可能性が
上がるという事を知っておきましょう
少し前に
10歳をこえたミニチュアシュナウザーの子を
トリミングしました
今現在は病院に勤めてるので
そういう子でも担当します
(1月のオープンからの新規の方は子犬のみです)
ここでのトリミングは
4ヶ月ぶりで2回目
前回ベリーショートにしとるけど
完全に目が見えないほど伸びてる状態
しかも前回すごく嫌がったと
記載がありました
で、実際してみると
めっちゃ嫌そう
しかも
目ヤニが直径3センチ厚み1センチぐらいの
爆弾みたいな塊になって両目に
それ取るのをね
クシ使ったても痛くて怒る
水でふやかそうにも水に怒る
ハサミを
目の近くで肌と目ヤニの
数ミリに入れるなんて危険やから
バリカン使うけど
それも怒る
その子の過去を深く知りませんが
飼い主さんも「噛むでしょ」って
言ってたから昔から苦手なんでしょう
というより
飼い主さんも噛まれてそう
で、慣れてなくて
怒ってしまうと
ホンマに危ないですよ
切れ味バツグンの刃物を
体の数ミリで作業することを
忘れたらダメです
そんな危険でもある作業だからこそ
その刃物に向かって噛みにいかないように
子犬の時から慣れさせておきましょう
それは
子犬の時の飼い主さんのケアの方法
また、担当者が子犬の時期を大切に
ケアしていくかどうか
ここは本当に
運命の分かれ道です
これは
こちら側の話ですが
覚悟です
生涯見ていく覚悟
その覚悟があるかないかで
全てが変わってくる
②で言ったけど
子犬のうちから少しづつトリミングに
慣れさせてあげるのは
これからどんどん増えてきます
けど、それはまだメジャーな
考えではないのも事実です
それでも
これをすれば確実に世の中から悲惨な事故が
なくせるって知ってしまったら
伝えていくしかないんです
それは、ただの知識でなく
実際に僕も人の人生を
狂わした張本人だから
涙を流しながら
助けを求めてきてくれてるのに
ただただ逃げるように断る
グーパンチどころか
切りきざまんとダメですよ
ホントに。
だからこそ
もうそんな家族を見たくない
やから
貫かなきゃいけない想いがあるわけです
それが自分の使命でもあると
思って今を生きています
トリミングなんて
パーとやってササっと
やってくれたらいんよ
それならそういう所に行った方が
お互いの為
僕の想いに共感してくれてる人が
一人でも二人でもいるなら
その人たちの人生を背負って生きます
それが
僕の覚悟です
それが
家族と子犬の学校 cocoico
なんです
・・・今我に返ったんやけど
なんでしたっけ。
話(笑)
あ、そうそう覚悟
「子犬と暮らせて幸せです」と
笑顔で断言できる飼い主さんで
イッパイにする!
その夢の為に
覚悟を持っていきます
なんか
最後決意表明みたいになっちゃった(笑)
皆さんも
①専属の担当者を決める
②子犬から
③覚悟
そういったことを考える
きっかけになればと思って
書きました
そうやってみんなで考えることで
さらに
良くなっていくんじゃないんかなって
僕は思ってますが
皆さんはいかがでしょうか?
今回、亡くなられたわんちゃん
そして今悲しみに包まれてる飼い主様
ご冥福をお祈りいたします。
子犬がフローリングで
滑らない為にできること
です
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子犬のほめる暮らしコンサルタント 藤本 仁 (ふじもと ひとし) |
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店名 | 家族と子犬の学校 cocoico |
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住所 | 〒658-0027 兵庫県神戸市東灘区青木5丁目2−13 ハイツフェニックス1階 マップを見る |
定休日 | 毎週火曜日・日曜日 |
営業時間 | 【平日】8:00〜18:00 【土曜日】9:00〜18:00 |